主に作業療法、時折音楽のことを、酒を飲みながら書いていきます。


 私が働いている地域リハ会議で、「新しい総合事業」について取り上げてくれるようなので、予習をしていこうと思います。

 正直、地域包括ケアシステム自体あまり理解していないですし、ましてや、「新しい総合事業」なんて何を総合しているのかもわかりません(爆

 


 総合事業というのは「介護予防・日常生活支援総合事業」の略のようです。

 何が「新しい」かというと、今までは総合事業は必ずやらなくてもいいものであったのが平成29年には市町村単位で必ず移行するようにということ、が今までとちがって「新しい」取り組みであるという話を聞いたことがあるんですが間違いないでしょうか?ソースがわかりません…。



「総合事業は、市町村が中心となって、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実するこ
とで、地域の支え合い体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すもの。」




 介護保険下でやるんじゃなくて自助・互助で何とか頑張れという風に行っているんですかね?うーん結構つらいところはありますよね。国に頼らず、国民同士、地域で支えあってくださいということですね。




 流れは以下のようです。
 

サービス利用までの流れ 総合事業


対象者は今までの特定高齢者でしょうか? (65歳以上の高齢者で現在は自立して暮らしているが、要支援・要介護になる可能性のある人)基本チェックリストを使って、対象者を決めるというような流れになるようです 。

 下の図は、よくでてくる、自助・互助・共助・公助の図です。

 





自助互助




 私は、共助が今は頑張りすぎている、というのはなんとなく感じています。自助・互助は弱いですよね。


 しかしこの事業で面白いのは、住民だけでなく、民間企業の有料などのサービスも使って、介護保険以外の多様な地域機能を作るということを言っていますので、地域にあった、必要なサービスを作れば、起業のチャンスも今まで以上にあるかも?!なんてこともおもいます。私はセンスないんで無理でしょうが(笑)





 この事業において国は大きな枠組みとして次の図のようなものを考えているようです。


総合事業の構成




大きく分けて「介護予防・生活支援サービス事業」と「一般介護予防事業」とに分けられます。






 「介護予防・生活支援サービス事業」は現行の介護予防訪問・通所介護に相当するものと、それ以外の多様なサービスを想定しています。通所と訪問ともに、A型は、既存のサービスを緩和したもの、B型は有償・無償のボランティアなどの住民事業、C型は保険・医療の専門職により提供されるもので短期間である、ということを定義しています。

 おお…ボランティアまで出てくるんですね。なんかすごいことになってますね(笑)



 「一般介護予防事業」には5種類あります。私たちがかかわりそうな物を記します。介護予防活動の普及啓発をする「介護予防普及啓発事業」。住民主体の介護予防の取り組みを強化する「地域介護予防活動支援事業」。通所、訪問、地域ケア会議、サービス担当者会議、住民主体の通いの場へのリハ専門職等の関与を促進する「地域リハビリテーション活動支援事業」などです。

 この事業によって、地域のOTが集団の中で活躍したり、講師となって地域に出ることが多くなるのではないかと期待しています。













 このような枠組みの中でOTはどのように働けるのでしょうか?会議に出席して考えたいと思います。ちなみに、協会としては、「新しい総合事業」でも、生活行為を重視して、MTDLPをアピールしてOTを説明してほしいようです。


 ちなみに、地域の取り組みに無関心なリハ職が多いようですが、なんか地域リハにに関わっていて楽しいのかなーと思っています(笑)
 私的にはみんなで何か新しいことしてみようよ、みたいな空気は好きです。























 あと、こういうりは会議にでて、話題に上がるのが「金にならない取り組みはしない」という意見なんですが、そんな悠長なことをいってられるほど、リハ職は立場は高くないような気がするんですが…。まあ、会社としては当たり前のことだとは思うんですけどね。

 リハ職なんて認知度も低いです。市町村がやっている地域包括ケアシステムの説明の際にPT・OT・STはおろか、リハビリ職の文字すら出てこないこともあるようです。(実話)

 変なプライドは捨てて、とりあえず知ってもらいましょうよ。そうしないと、地域で働く場所がなくなります。

 私もボランティアで講師をさせていただいたことがあります。住民主体で何かしろっていう前に、私たちも、何かしないといけないですよねー。







 ではまた!







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 台風で、大変な訪問となりました。雨にも負けず、風にもまけず…。体が冷えると、トイレが近くなるのでかなりつらいところではあります。

 さて、今日は最近はやりのアドラー心理学と、リハ、OTの関連について思ったことについて少しメモ程度に書いておこうかと思います。

 私自身、は最近はやりの「嫌われる勇気」なども読みましたが、アドラー心理学自体について知ったのは、作業療法の講習会だったような気がします。(いつ知ったか忘れてしまった…最近はすぐに忘れますね。)

 アドラーはクライアント中心に対しての見解を広げてくれると私自身は感じています。クライアント中心というのは、とても響きはいいですが、クライアントにとってはつらいものだと感じるときがあります。

 今日はアドラー心理学の大きな考えと、私の意見を少し混ぜながらメモ的に残したいとおもいます。



☆自己決定性☆

 アドラー心理学は、自分が主人公です。環境、過去に意味づけをするのは全部自分なのです。自分を悲劇のヒロインにしたければ、過去を悪くとらえますし、環境のせいにします。いうなれば、悲劇のヒロインになるために、そのように考えている。わけですね。すべては自分で決めていること。悲劇のヒロインになることも、自分が決めている、ということですね。

 リハビリ、OT場面でも、よくあると思います。障害をポジティブにとらえてる人もいれば、ネガティブにとらえる人もいる。というのはこの自己決定性にヒントが隠れているような気がします。
 良くクライアントに寄り添うようにといいますが、やはり自らの運命を決めるのはクライアントであり、私たちには介入できない領域があると思います。

 おかれた環境をどうとらえ、どのように対応するのかは自分自身ということです。



☆目的論☆

 フロイトの原因論と対比されるのが、この目的論です。フロイトの場合は、トラウマに代表されるように、今起きている問題の過去を探っていきます。「好きな人の前だと赤面してしまうから告白できない」

 しかしアドラーのいう目的論は、人間の行動には目的が伴って行動をする、という未来志向の考え方です。「好きな人に振られるのから赤面する」

 この例えは確か、嫌われる勇気にのっていましたが、結局は好きな人から告白されて、赤面症が治ったという話でした。

 つまり、過去を見てるとできない理由はたくさん見つかるけど、勇気をもって未来をみれば、赤面症も治るよ、みたいなことでしょうか。

 かなり、厳しいですが、そういう励まし方もリハビリなどではしていけたらいいなーと思います。勇気を出せるような励ましかたでしょうか。励ますはCMOPでも、MOHOでも共通の治療戦略ですから、このあたりにも使えそうなヒントがありそうです。



☆全体論☆

 人は心の中が矛盾対立するのではなく、分割不能な存在である。というのが全体論です。まさしくMOHO(笑)たぶん哲学の影響を受けているんでしょうか?デカルトの心身一元論に代表されるような感じの考えですね。

 何かと、心と体、意識と無意識、分けられるものは分ける、それが、いわゆる還元主義ですがそうではないよねということですね。まさしく今の作業療法の行くべき道と一致していると思います。

 ちょっと厳しいですが「家に帰りたいが、仕事をしなければいけない」というのは一見矛盾しているように見えますが、実は残業をやめようと思えば辞められるし、やめたくあに、やめようとしない、心理が奥底にはあるのだということです。

 うーん、今はブラック企業もあるので何ともいえないですが…。矛盾が生まれると、心を病んだりしてしまうのかもしれないですね。



☆認知論☆

 これは、自分の主観の中でしか生きられないという、これは哲学者のヒュームあたりが最初に唱えたものでしょうか?同じものを見ているはずなのにAさんとBさんでは全然違うとらえ方のことがあるということですね。「太ってるなー」と「ぽっちゃりでかわいい」みたいな差でしょうか(笑)

 アドラー心理学では、ある人のことを知ろうとするときには、その人がどのように出来事を受け止めているかを重視します。

 これは、MOHOの評価法なんかはこのあたりに入ると思っています。その方の主観をなるべく知ろう、という取組みのヒントがあると思います。


 結局は人と人は完全には分かち合えないので、私たちが幸せになるには誰かに何かをしてあげたという「貢献感」が大事だともいっていますね。私はリハビリのときとかもこの考えがあるととても気が楽になります。「クライアントが私の介入を最終的にはどうとらえるかはわからないこともあるけども、私は一所懸命やろう。どうとらえるかはクライアントのみぞ知る。(クライアントの課題)」といった感じです。



☆対人関係論☆

 アドラーが一番大事にしているところでしょうか?すべての問題は「対人関係」が引き起こす、と考えます。全ての行動には相手役がいるのです。

 アドラー心理学で相手役なしには行動は起きないといっています。極端ですが、「宇宙に自分ひとりだったら、問題は起きないであろう」ということでしょうか。

 そのため共同体感覚をを大事にすることが大事であるといいます。自分がグループの一員で合って、貢献したいという気持ちを大事にしなさいということです。

 そのため、縦の関係でなく横の関係を大事にするひつようがあります。怒ったり、叱る教育は最近は否定されつつありますが、アドラー心理学はほめることも良いとはしません。上下関係ができてしまうからです。そのため、感謝の言葉を大事にするように言っています。

 ここは、私もリハビリで思うことがありました。セラピストより年上の人を怒るのは言語道断として、ほめることにもなんとなく違和感があったからです。アドラー心理学ではほめることも人を支配しようとしているという考え方をします。結局は自分で考えて生活していかなければいけません。ほめられることをやる、というルーティンになると、その方の生活の「自立」から遠のいてしまうのではないかと思いました。






 ちょっと厳しい感じのことも書いてしまいましたが私なりに考えたことを素直にかきました。ではまた!



嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え



幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII


 メンタルは落ち気味ですが、なんとか平常運転に持っていきたい。酒OTです。

 今日利用者さんに「オリンピックの開会式のチケットって一枚10万円もするらしいですよ」と言ったら、「お酒やめて4年貯金すれば全然たまるでしょ、家族を連れて行ってあげな」といわれた、正論過ぎて何も言えませんでした。

 東京オリンピックは、「そこまで元気で生きていたい!」というモチベーションになっている利用者さんが多いような気がします。オリンピックは普段スポーツに興味がなくても、「オリンピック」に興味が持てる、不思議なスポーツイベントなような気がします。




 さて、興味は大事です!普段、生活に目標がない人にも、目標を作るきっかけになるような気がします。

 生活行為向上マネジメントにも「興味関心チェックリスト」というものがありますが…なんというか、影が薄いかわいそうな存在になっているような気がします。OTジャーナルの増刊号にも、協会が出しているMTDLPの事例本ですらどう使うか書かれていないという…。いじめないで…。

 私は案外使いやすくて好きです。



☆MTDLPにおける「興味関心チェックリスト」☆

 

 どこで習ったか忘れたんですが、他しか聞き取りシートで目標が立てられないクライアントにたいして、予備的につかってください、みたいな感じだったような気がします。


MTDLP 興味関心

 
 使っても使わなくてもいいですよーということですね。


 私は、訪問ではたらいています。退院してすぐの方は目標をみつけやすいですが、生活が不活発で心身の状態が悪くなった方も多いです。そんな時はすごく助かると思います。



☆「興味関心チェックリスト」の使い方☆


 個人的には二つの点に気を付けています。




 一つ目は、つけて頂いている間にその方のナラティブに着目するということです。

 つけていく、一つ一つの作業にその方の、物語が垣間見えてきます。そうすると、チェックリストにない作業のことや、その方の生い立ち、隠れていたニーズをぽろっと話してくださるときがあります。

 ただ、単に流れ作業のようにつけてもらう人もいるようですが、それではあまり使い物にならないような気がします。

 

 二つ目は、実際にやっていただいて、様子を見てみるということです。

 チェックリストをつけていただいてもやはり、目標が立たない、やりたいことがない、という方も多いような気がします。そういう時は本人、家族の許可が得られれば、実際にやってもらっています。

 その時に確認しているのは、観察で本人の意志がどうなっているかを「VQ(意志質問紙)」で評価してみて、行っている作業にどれぐらい、その方の意志があるかを見てみます。意志質問紙は観察でどの程度その方が意志を持って作業をしているかがわかる優れものです。購入は作業行動学会のHPからできます。

 そして、少し進んで来たら、本人に感想を聴いてみたり、主観的な部分を聴いてみます。

 ちょっとMOHOの評価を出してしまったんですが、MTDLPもMOHOが使えるとより理解が深まると思います。


☆目標を生み出したり、習慣を変化させるということ☆



 目標が見つからない、というのは、現在の心身機能や、環境で作業的な経験が足りない、という側面が大きいのではないかと思います。


意志の連続性




 意志が低下していると、まずは「探索」の項目から、丁寧に見ていく必要があると思います。

 自分で、行為や課題を始めるか、新しい物事を試みるかなどの要素が挙げられます。

 まずは、試してみて、観察してみて、作業的経験をしていただくこと、が大事だと思います。















 まあ、訪問でこういうことをするのはなかなか、難し買ったりするんですけど…。私は機能訓練もして、ちょっとずつ作業を入れられそうな利用者さんには、なるべく取り入れるようにしています。

 うん、隠れキリシタンみたいな感じですね(笑)

 すこしずつでも、実践したいと思います。






 今回の記事は人間作業モデルの「意志」の部分についての話しが多かったような気がします。それはまた、機会があれば記事を書きたいと思います!ではまた!



 


事例で学ぶ生活行為向上マネジメント




生活行為向上リハビリテーション実践マニュアル



 お久しぶりです。サボり癖がついてしまいました…。言い訳としては、まあ、お盆で、遠くにある祖母の家に言っていたからです。田舎過ぎて、電波があやしい…家でも時折圏外になるレベルです。

 さて、今日は「結びつき」というところについて、私が考えたり、勉強したことについて書きたいと思います。

 うちの会社は初回面接はPTの上司が行っています。以前は、アライメントとか、筋力など身体機能の申し送りだけでした。最近は、私が、ずいぶん「活動と参加」についてうるさく言っているおかげ(迷惑?汗)で、生活目標などを聴いてきていくれるようになりました。

 しかし、生活目標をたて過ぎようとするあまり、「それの目標は生活と結びついているのか?」と疑問を持つようなものがありました。


 最近あったのは、認知症でしばらく、たばこは吸っていないけど、「喫煙所に行きたい」とその時の気分で言われたから、ひとまずそれを目標で、みたいな感じであったりというところでしょうか。で、私が初めて伺った際には話したことを忘れ、家族からは、たばこはもうしばらく前にやめたし、喫煙所にはいかないでもらいたいとのこと。

 


 目標にした、「作業」「活動」「参加」が生活にどのように結びついて行くか考える必要がありそうです。


☆作業への結び付きとは?☆


 結びつきとは、深いところで離れない、ということである。

 有名なところでチームホイトの話が上げられる。





 チーム・ホイト(Team Hoyt)は、さまざまなスポーツ大会に出場している父ディック・ホイトと息子リック・ホイトの親子のことである。

 1962年、アメリカでディック・ホイトとジュディホイトの夫婦間に脳性小児麻痺のリックが生まれた。医者から施設に預けることをすすめられたが断った。リックは首だけ動かせて、声を出せず、耳が聞こえているかわからなかった。夫妻は紙やすりをアルファベットの形に切り抜いて文字をリックに覚えさせた。

 リックが11歳の時に、首を動かすだけで文字を入力できる障害者用コンピューターでコミュニケーションができるようになり知性が上がっていった。14歳の時、同世代の子供に劣らない学力があると認められ一般の中学校に入学した。
その後、全身麻痺になった生徒のためのチャリティーマラソンにリックが出たいと言い出した。ディックは車椅子を押してリックと走ることを決意した。その大会で完走して、リックは「初めて障害者だと忘れられた」と言った。ディックとリックはトレーニングをするようになる。

 1984年のボストンマラソンで二人で出場して、2時間53分20秒で完走した。(この記録は一位に43分と迫る好記録)これによりチーム・ホイトは注目されるようになる。

 1989年には、トライアスロンの最高峰であるアイアンマン世界選手権に二人で出ることを認められた。この大会で14時間26分4秒で完走した。

 リックはボストン大学に入学して9年間勉強して学位を取得して優秀な成績で卒業した。コンピュータ研究室で障害者用の補助器具を開発している。


wikiより

 
 つまり、作業を遂行していなくても、作業に結びつことはできるし、そのことによって「健康」を作り出すことができるという考えだと私は解釈しています。逆に作業遂行をしていても、そこに意味や動機づけがないものは、作業との結びつきが薄いということになるでしょうか。




☆作業遂行と作業との結びつき☆


作業結び付き



 作業遂行、つまり活動などを実際に行っていても、作業との結びつきがどうなっているのかによって、生活へ反映されるかがきまるように感じます。

 上の図のように、料理に関しても、仕方なく作るのと、しっかりと意味があって作るのとは違います。最近の研究では、何をするか、よりも、どこでどのように、なぜやるのかを明確にしたほうが、身体機能も向上するみたいなのを読んだような…すみません忘れました。

 さらに、特筆すべきは、本人が作業遂行していなくても、結びつきがある、ということでしょうか。先ほどのチームホイトの例などでしょうか。これはトップダウンでないと、たどり着けないと思っています。


 
 「活動と参加」の目標をたてるのには、「結びつき」を大事にして、「心身機能」に偏りすぎない目標をたてることが大事だと感じた次第です。そして成果は「心身機能」の改善でなく、「健康」であること、なのでしょう。「健康」であることは、病気ではないとはまた別の話です。

 

 健康:身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。


 疾患でなく、健康についてみる。ことが大事になってくるような気がします。


























 サボりあけ、一発目のブログでした!明日からも、文章を上達させるため、頑張ります!



COPM―カナダ作業遂行測定




作業療法の視点 続 作業を通しての健康と公正




 本日つぶやいたように、ケアマネさんから、「生活行為向上」のためのアセスメントをしてほしいとの依頼をいただきました。

 地域での事例検討で、役割がなく、家での臥床時間が長いという事例に対して、

「日本作業療法協会は、生活行為向上マネジメントという、本人が目標を決め、生活を良くしてこうという取り組みをしていて、興味や関心などから、生活でしたいことを引き出したりするリハビリなども行っていますので、近くの作業療法士に、ぜひ相談していただきたい」

 というような、作業療法士の立場から意見を出したのがきっかけでした。

 しかし、後ろめたさもあります。だって、皆、生活行為向上マネジメント使えないどころか知らない作業療法士だらけじゃないですか。

 そもそも、私の会社の中には作業に基づいた実践をしたい人なんて、いないし、誰も、生活行為向上マネジメント、知らないし。





 結局今日みたいな、生活行為向上のアセスメントなんて依頼が来たら、上司も私にまわすしかない。「生活行為向上」なんて依頼はすごくうれしいけど、私の仕事が増えるだけの状況にとどめるんじゃなくて、これを機に、会社の作業療法士に少しぐらい生活行為向上マネジメントに興味を持ってほしいものです。

 

 でもなー。私も作業に基づいた実践より、正直モミモミしていた方が楽だしなんて邪念が沸いてきてしまう。良くない良くない。ていうかモミモミは、楽だし、喜ばれるし。喜ばれるから、下手したら、そこでやりがいとか感じちゃうのかもね。


 まずい、愚痴になってしまった。


☆なぜ、生活行為向上マネジメントができたか☆
 

 MTDLPはそもそも、国からの要望に応えるべくして、作業療法を「見える化」したものとのことです。つまり、作業療法士がどのようにリーズニングしているかを書式化しようということだと、私は、思っています。

 そして、作業療法の質を上げるためというのも大きいでしょうか?MTDLPをしっかり使うには作業療法の理論をちゃんと知っておく必要がありますので、使おう、と思ったら多くの作業療法士は勉強することになるでしょう。うん、いいこと。

 「なんかPTに教わりたくない」とか、「PTじゃないから」、とか色々言いながら自分は何にも勉強してない。「活動と参加」に対しても、勉強しない、勉強した内容といえばPTにちょっと教えてもらった「心身機能」のこと、なんて作業療法士が多すぎるような気がします。

 せっかくこうやって、何をみんなで推していけばいいか、方向性を出しているのにもったいない。


☆日本のOT頑張れるんじゃない?☆ 

 日本は今、パラダイムシフトの真っただ中なんですね。生活行為向上マネジメントによって新たなパラダイムができつつあります。

 生活行為向上マネジメントは、「活動と参加に焦点を当てるから、心身機能を捨てるのか」とか、「そもそも、使えない」なんて意見もありますが、統一されたツール…というよりは、作業療法のマインドを統一するには十分なインパクトがあると思います。

 普段は手技使おうが、ボバース、PNF、だろうがなんだろうが、MOHOですとか作業系だろうがなんだろうが、作業療法って何するのって聴かれたら「作業=生活行為を見てマネジメントしていきます」ってみんなで言えたら、全然ここから先の作業療法に不安なんて感じない。



 

 今日は生活行為向上マネジメントはいいものだと、ケアマネさんから依頼をいただいたおかげで、気づけました(笑




 では、また。


 

事例で学ぶ生活行為向上マネジメント




生活行為向上リハビリテーション実践マニュアル



 だいぶ久しぶりになってしまいました汗。忙しいときは色々物事が重なってしまいますね。まあ、結構飲んだくれていたりもしたのですが…ダメですね。

 今日は、AMPSについてちょっとだけ書こうかと思います。




 私のAMPSとの出会いは吉川ひろみ先生の「COPM・AMPSスターティングガイド」でした。

 COPMを取って、AMPSを使って観察評価をすれば、作業療法になる!ということが、わかりやすく、力強く書いてある、とても素敵な本です。

 この本を読んで、まずはCOPMを使うようになって、いずれAMPSも取りたいなーと漠然と思っていました。

 そして、去年の12月、広島で、講習を受け、無事、認定評価者になることが出来ました。



☆AMPSとは☆



 生活というのは作業の連続、作業は行為の連続です。日常生活の作業遂行の質をはかるために作られたのがAMPSです。



行為の連続




AMPSはもとは人間作業モデルの遂行能力の、運動技能、処理技能を測定するために作られた経緯がありますが、最近はOTIPMとのセットで出てきて、あまり人間作業モデルの影響は感じないような感じになっているような気がします。

 AMPSは作業遂行の質が、数値化できるというのが何より利点じゃないでしょうか。そして、評価項目はかなり多いですが五日間の講習を受けることで、かなり、観察ができるようになった実感があります。



☆講習会の雰囲気☆

 正直に行って五日間の講習ともなると、社会人ともなると、受けるのが難しい印象がありますよね。

 しかも五日間、ビデオを見てひたすら観察をしたり、様々な概念や定義を教わったりと、かなり濃い内容となっています。

 でも、五日間もいると色々なところから集まった、OTと仲良くなれたり、話したりできるのはとても楽しいです。

 私の場合はそもそも広島という土地がとても好きなこともあり夜はお好み焼きを食べたりと非常に充実していました。(宿題が出るのであまり呑めないですが…。)

 そしてどこの会場でも、やっているようですが、二日目に懇親会があるので、そこで色々な方と話すことができます。あまり、懇志会などは出ない私もこのとき限りは、とても楽しかったです。

 そして私は何より吉川ひろみ先生、直々にAMPSを教わることができたのはすごく良い経験になりました。







 AMPSの講習会は、ちょっとした旅だと思うとすごく楽しい経験になると思います。日中はAMPSについて学んで、宿題。なかなか五日間も休みをとれないですから仕事、臨床から離れて日々、自分が行っている、作業療法について、ちょっと客観的に考えてみる。

 私は、AMPS講習会は、とてもいい経験になったと思っています。





 肝心の、AMPSの細かい内容についてはまた…笑。





 今年の10月はESIを受けに広島に行こうかと思っています。





作業療法がわかるCOPM・AMPSスターティングガイド (For occupational therapists)




作業療法がわかる COPM・AMPS実践ガイド





 今日は久しぶりにちょっと人間作業モデルはシリーズ化を目指します笑。前回は文章がひどかったですが、今は、量を書いて練習したいので、時間があるときに直すしましょう…。

 前回はこちら。「 「人間作業モデル」~MOHOって何者?!~ 


 

 今回はMOHOの概要と、システムを臨床で気楽に考えるにはどうしたらいいか私なりにまとめてみます。

 いまだに私も良くわからない「ダイナミックに創発」みたいな、MOHOの謎の用語(笑)を私なりにまとめてみます。




☆システムって何?☆

 MOHOはシステム理論を採用しています。システムとは「多くの物事や一連の働きを秩序立てた全体的なまとまり。体系。もっと狭くは、組織や制度。」とのこと。ちょっと難しい。なんのこっちゃ。

ちょっと以前書いたICFのちゃんとした使い方を思い出してみます。(こちら「リハビリ職の皆さん、シフトチェンジした?できた?ICIDHからICF 」)




ICF MOHO





 個人因子や、環境因子、心身機能、活動、参加が相互に関係しあって健康状態をとらえるというような考え方でした。


 MOHOも同じような感じですMOHOの持つ要素が各々に影響し合って、CLの作業適応状態がどのようになっているのかということをとらえるような形にすると、わかりやすいんじゃないかと思います。

 つまりこんな感じ?

MOHO 全体像



 なんか神々しくなってしまった…笑。

 意志と習慣化と遂行能力と環境が相互に関係して、作業適応状態を左右する。ということでしょうか。だいぶざっくりですが。

 乱暴な言い方をすると、個人因子にかなりの比重を置いたICFという感じでしょうか。

 こんな説明じゃね、全然使いたくならないですね。でも、すごく良いところがあるんです。


☆MOHOのおすすめしたいところ☆


 それは、先ほど説明した、MOHOの要素「意志と習慣化と遂行能力と環境」に対して評価法があるところでしょうか!この評価法を使うことによって、私はかなり、新しい視点を手に入れることができたと思っています。

 特に作業に対する意志や、社会交流技能や、環境、こんなことまで評価できるのかと驚きました。

 枠組みにとらわれるのは良くないですが、枠組みを知っておくことはとても有益なことだと思います。





 次回は、要素について、少し細かく書いていければと思います。ではまた!




人間作業モデル 理論と応用



事例でわかる 人間作業モデル