主に作業療法、時折音楽のことを、酒を飲みながら書いていきます。


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 お久しぶりです。研修会に結構行っておりました。

 協会主催の研修会にはあんまり出たことがなかったんですが、認定を目指してみようかなーという思いがちょっとずつ出てきたので、参加してきました。

 何を目指していいかわからないというのが正直なところです。皆さんは作業療法士としての目標がありますでしょうか?

 私はありません…汗。目標を探すという作業を頑張ります…。




 さて、ESIの認定評価者になって、少し経ちますが、伝達講習を済ませていません。

 AMPSのときの伝達では、「観察して、で、どうするんですか」「必要なんですか」等の質問を結構されました。

 このブログにも「AMPS 認定評価 必要」や「AMPS 講習会 必要?」などのワードでたどりついてくださる人がいるようです。

 (一日4、5人くらいしかサイトの訪問がないから適当に書いて大丈夫だなー(爆)とか思っていたら、スマホサイトのほうにアクセス解析をつけ忘れていたようで…案外見てくださっているんですね、恐縮です…。)



 観察の必要性について思うところがあり調べていたので、ちょっとだけここにまとめてからパワーポイントを作り始めようかと思います。


☆作業療法士としての技能☆

 作業遂行能力、作業参加、作業満足度を上げる方略として…

①心身機能向上
②心理的状態を向上
③作業遂行技能の向上新たな習得
④作業方法や、する作業を変える
⑤環境調整

 観察をすることによって3~5までの介入に対して、評価ができるようになると思います。

 というより、実際に見るか、最低でも、本人か誰かにどうやっているかなどを聞かないと、介入の使用がないような気がします。

 それなんで、とにかくやってみることが大事ということですかね。
 

☆やってみなきゃわからない?☆


 慣れているIADL課題においては、技能が加齢による機能低下を代償し、必ずしも日常生活能力に影響を及ぼさないことも示された。(APDL課題の慣れの有無における遂行能力差と年齢の影響、齋藤ら、2001)


 必ずしも機能が落ちているから、作業ができない、ということは必ずしも当てはまりません。

 この人自転車乗れるんかい!とか、この人こんな難しいことできるんかい!っていうのはたまにありますよね。

 想像しているよりできた、想像していたよりできないとか色々あると思いますがひとまずは…。


 「百聞は一見にしかず」


 といったところでしょうか。

 でも、実際のところ、見たことをどのように評価していいかわからない、ということがあると思います。

 私は学校では習わなかったので、観察評価なんて気にすることはありませんでした。


☆何を観察するかわからない☆ 
 
 観察技術を補うためには,知識を増やすこと,観察事項を意識することと指摘している.したがって,効率的,効果的に観察や分析を行うためには,クライエントが抱える医学的背景を理解し,作業遂行技能の特徴を知識や観察視点として持っていることが必要である.(田川義勝:面接法・観察法.岩崎テル子,小川恵子,小林夏子,福田恵美子,松房利憲・編,作業療法評価学(標準作業療法学専門分野),第2 版,医学書院,東京,2011,pp. 46-61.)

 AMPSは観察事項を意識することで、効率的、効果的に観察や分析を行うためのものです。

 AMPSの講習を受けてからは、以前よりは、動作を見て、どこを見ていいかわからないよーということは減ったように思います。

 AMPSで言えるのは、作業遂行のどこに修正の余地があるのかということはわかりやすくなります。
 
 ちなみに、数値も出せますが、ちょうど料理がしたい‐とか、掃除したい‐とか、着替えが、とAMPSにある課題をやる必要があるときは数値を出しますが、そうでないときは出しませんし、出す必要がないとも思います。

 ROMは必要があるときは測るけど、そうでないときは測らないのと同じ感じでしょうか。

 あくまで、AMPSの視点でみる、ことはできるので、認定評価者にならなくても、まずは本を読んだりして、自分なりにどんな視点があるか確認してみても良いかもしれません!







 昨日は全く別の研修会でしたが、観察についてなるほど、と思ったことがあります。

 「知識→注意を向ける→観察可能→判断可能→対応可能」

 ということです。知識がないと注意が向かないですし、観察が難しくなります。知識が抜けると…

 「判断可能→対応可能」

 しか残らないと講師の先生が言っていました。しかし、それは不毛なことです。極端に言えば。

 「あの人は料理はできない→あきらめてもらおう」
 
 ということです。知識があれば、あの人は料理のどの部分とどの部分ができないから、ここは自助具を使って、ここだけ介助してもらって…。など、多様性にあふれた対応ができるようになります。

 どこができて、どこができないのかを適切に把握するためにも、観察評価は有益ではないでしょうか。

 観察評価は有益であって何もAMPSだけが観察評価ではありません。

 ただ最後にもう一度!


 あくまで、AMPSの視点でみる、ことはできるので、認定評価者にならなくても、まずは本を読んだりして、自分なりにどんな視点があるか確認してみても良いかもしれません!


 ではまた!

 

 
 
 

作業療法がわかるCOPM・AMPSスターティングガイド (For occupational therapists)




作業療法がわかる COPM・AMPS実践ガイド


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 そろそろ酒が飲めなくなります。酒OTです。そろそろ子どもが生まれますので…。嫁に恨まれないように。

 研修会もなかなか行けなくなると思いますので、今週来週と研修会ラッシュにしました笑。



 久しぶりにgeneの勉強会に行ってきました。たぶん3年ぶりぐらいじゃないかしら?

 理学療法しかポイントつかないんですねー。以前はポイントとか気にしてなかったんですが、とりあえず認定を目指してみようかなーと思い始めてからは、なんとなく気になります。




 さて、今日はCI療法系の研修でした。

 なんで系かというと、たぶんCI療法のさわりぐらいなんだろうなーと思ったためというのも大きいのと、講師の先生も療法という言葉をあまり好まないようでしたので。

 

 ちょうど、同僚STさんから、

 「PTさんが入って肩は上がるようになったんだけどそこに何の意味があるかわからない」 

 という、かなり過激な笑、話をされたばかりだったのでタイムリーでした。


 「動く手≠使える手」であるというのは、まだまだ認識が薄いのかもしれません。

 上肢の評価もFMAからMALとか色々変化していっているんですね…MALは論文で見ることはありますが、上肢に対しての介入では積極的に使っていかないといけないなぁと感じました。いやはや知らないことだらけです。 

 私自身、あんまり使える手みたいなのは気にしたことがなかったような気がします。

 久しぶりに普段とは違うカテゴリーの勉強会だったような気もしますので、またまた、自分用にまとめます。




☆CI療法☆

 私はてっきり完全に身体機能寄りに考えられた療法なのかと思ったのですが、どうもそうでもない側面もあるようですねー。

 CI療法を作ったTaubは行動神経科学者で、もっとも重要なのは、麻痺手の「機能を改善させること」ではなく、麻痺手の「行動を変容すること」だとのことで…思ってたイメージとちょっと違いました。

 CI療法の構成要素としては、

 ①麻痺手の量的訓練
 ②課題指向訓練
 ③訓練で獲得した機能を生活に転移させる手法(Transfer package)

 これのどれが抜けてもだめで、どれかの要素が抜けると効果が持続せず、機能が落ちてしまうようです。

 逆に、全ての要素が組み込まれていれば、終了後も麻痺側の機能が良くなるそうで…。

 行動が良い方向へかわれば、機能も良くなっていくということみたいです。

 まさに「人間は、精神と意志によって活力を与えられた両手の使用を通して、自分自身の健康状態に影響を及ぼすことができる」といったところでしょうか。


☆麻痺手に対する量的な訓練☆

 CI療法というと非麻痺側を拘束して1日6時間ぐらいの訓練を二週間ぐらい…。とか、おうスパルタ…。みたいなイメージがあったんですが、そうでもないんですね。

 まずは、抑制が効かずに非麻痺側を使ってしまうとかでなく、適切に麻痺側を使えるのであれば拘束しなくてもいいらしいです。
 
 で、時間もそんなに長くなくていいとのことです。

 量的な訓練を行うことによって、半球間抑制関係が正常化に近づくようです。


☆課題指向型訓練☆

 ここでは、内的動機づけを高めること、訓練の目標を決めることが大切ということでした。

 うんちょっとだけ、なじみのある話題笑。アンダーマイニング効果。

 「内発的動機づけによって行われた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、動機づけが低減する現象をいう。 例えば、好きでしていた仕事に対して褒美を与えると、褒美なしではやらなくなってしまう、などの現象。」

 内的動機づけを大事しなければだめですね。

 課題指向型訓練は

 ①Shaping
 ②Task‐practice

 があります。
 

 Shapingは行動療法の原則に従った手法で、課題に対するおおよその成功率に伴い、難易度を徐々に漸増させる手法です。
 
 治療者が改善すると予想した動き、もしくは目標とする作業に含む動きを設定します。

 ペグや、ブロック等を使い、だいたい1施行30~45秒程度で行えることが目安のようです。

 手段的な作業の利用ですね。

 
 逆に、Task‐practiceは目的的な作業の利用で、実動作を通して直接的に動作を練習します。 

 とても目的意識が強い人(何々がしたい!)っていう人にはShapingを中心に、自己効力感が低い人には上手くTask‐practiceを織り交ぜながら人に合わせてやっていくのが良いとのアドバイスもありました。


 ☆訓練で獲得した機能を生活に転移させる行動学的手法☆

 訓練で獲得した機能を生活に転移させる手法(Transfer package)、これがないと結局学習性不使用になってしまい、機能が落ちてしまうといったことが起こるようです。

 大まかにいうと、日常生活で麻痺側を使う動作を、

 ①麻痺側上肢のみで行う
 ②両上肢で行う
 ③健側上肢のみで行う
 
 に分け、実施してみて不可能であればOTと解決方法を考え、可能であれば使用頻度と質の向上を目指すといったものです。
 
 麻痺手を使う契約(Behavioral contract)をする、ということで徹底してるなーとちょっとびっくりしました。でも、これだけやったらこれぐらいの変化、という感じに、CLとTHがお互いに責任を持てる関係でないといけないですね…。私なんか生ぬるいです。






 かなりざっくりですが、こんな感じでした!伝達講習もするので、じっくり、勉強しながら理解を深めていきたいと思っています。

 こういう手法を使っていけば、機能と作業は別物ではなくなりそうですね。

 私的には徒手でなく、手段的な作業の利用をもっと増やして行きたいなと思うきっかけになりました。


 それにしても、何か軸がある人はやっぱりすごいですねー。私もなにか軸になるものがほしいです。私は浅く浅く浅く…。いや、参りました。

 ではまた!

CI療法―脳卒中リハビリテーションの新たなアプローチ




作業で語る事例報告: 作業療法レジメの書きかた・考えかた




 

 

 
 







  
 いやー寒くて、意欲が沸きません、まずい、やらなければならないことがあるのに…。書き物や資料作りがすすみません。意志が弱いのか。

 皆さんは、仕事終わりにどれぐらい勉強や、まあ、その他にも作業療法関係のことをされるんでしょうか?私はあくまで、仕事という作業にならないようにグダグダやりたいほうなので意志が弱いのかもしれません。

 でも、休日の講習会や、勉強などを仕事だからと思ってやってたら身が持たないですし、作業バランス崩れますよね…。

 だから、なるべく興味がある勉強会に出るようにしていますし、パソコンいじるのが大好きなんでこんな感じでブログ初めて見たり、音楽聞きながらゆっくりやるようにしています。

 興味があるものが、いわゆる「作業系」なのでかなり出る勉強会も偏っていると思います。

 しかし、今週は久しぶりにどちらかといえば「機能系」になるような勉強会に行ってきます。

ずいぶん久しぶりにgeneさん主催の勉強会で、「学習理論を基盤とした積極的上肢訓練-課題指向型訓練とTransfer package-~東京会場~」です。

 昔(といっても、まあ4年前くらいか…。)、吉尾先生の脳画像の研修を受けて、まったく理解できず、挫折して以来です笑。

 「機能VS作業」「生活モデルVS医学モデル」みたいな感じになってるみたいな話を聞きますけど、私はまだまだふらふらしている段階なので、何が何だかわかりません笑。
 



 

 上肢の話でたまに話題に出るのが、ライリーの有名な

"Man, through the use of his hands, as they are energized by mind and will, can influence the state of his own health."

 「人間は、精神と意志によって活力を与えられた両手の使用を通して、自分自身の健康状態に影響を及ぼすことができる」

 という仮説です。

 まあ、これは上肢の機能アップを目指せとかそういうことではありません。この訳は山田先生のもので、吉川先生は、

 「人はその気になって、考えてやってみれば、もっと健康な自分になれる」

 吉川先生は通訳もそうですけど、なんとなくなじみのある言葉に直してくださるのでわかりやすいです。Google先生(笑)は、
 
 「人間は、自分の手を使って、心と意志によって活力を与えられ、自分の健康状態に影響を与えることができます」

 だそうです。


 しかし、障害がある、なしとかではない「健康」な状態にあれば、確かに身体機能も高まってくる、ということを経験することも多いような気がします。退院時より、家に帰って生活してからの方が上肢が動くようになったとか。

 最近は作業療法の理論を学ぶことが多かったですが、身体機能ももっとしっかりみたいなという気も出てきています。







 病院勤務のときは、作業療法の理論も大して知らなければ心身機能も大して見られていませんでした。

 学校で勉強してきたことと現場は違う!とかいう話をく聞きますが、私は、何もわからなかったんですねー。

 とりあえず、同期につれていかれ、肩・手の触診解剖や、さっきの脳画像やPNFとか行きましたけど、正直なんか何のために何してるのかわからなかったなぁ…。小さなもやもやはすっきりしても、なんか大きなもやもやはそのままだったような気がします。

 あとは、やっぱりゴッドハンド的な存在は必ずいて、実演を何人かみせてもらったりして…なんかほとんど変わってないのにみんな「うん…変わった」的な空気を出して、ロッカーとかで「やっぱりかわってなかったよねー」みたいな感じになったりしてて、なんか疑問を抱いていました。あ、なんか悪口みたい…汗。

 最近ツイッターでたまに見かける目的を見失った、手段、だったのかもしれません。



 
 上肢はMOHO、OTIPMなら運動技能として必ずリンクしてきますし、カナダモデルでもスピリチュアルの身体の部分に入ってくるでしょう。
 COPMスターティングガイドでは障害中心主義として載っていたCI療法も、実践ガイドのまえがきにはCI療法などのエビデンスから、作業を通しての介入は、身体機能の治療になると紹介しています。

 今だったら、身体機能にしっかり踏み込んでも、ぶれない気がします。

 ベテランの先生から言われた、「作業を通して、身体機能をみればいい」が去年は印象的でした。心の片隅にそういう意識を持って…。

 食わず嫌いせず少しずつ。


 

 眠い…。ではまた!

疾患別 作業療法における上肢機能アプローチ


 寒くてこ凍えそうです…。いやー明日からの訪問が憂鬱になりそうです…。

 久しぶりに特に何もやることがなくのんびり過ごせております。

 それにしてもPCやスマホを除くととても疲れます…。せめて読み物をするときは紙にしようかと思っているのですが、かさばりますし、紙ももったいないですし…。はてどうしたらよいのでしょうか。Kindleっていいんですかね?




 ちょっと前回の記事から時間は立ってしまいましたが、ちょっとロジャースについて少し書いて、自分のために、まとめていこうかと思います。あくまで、自分のためなのでお手柔らかに…笑。


☆クライエント中心療法☆

 指示的療法、非指示的療法は、方法論上で論争を巻き起こしたものの、ロジャースは満足していなかったようです。

 ロジャースにとっては非指示的であることと人間の価値と意義に対する尊敬は、同義であったようですが、そのことが周囲には伝わっていなかったようです。

 それは方法論としての非指示的療法を大事にしていたわけでなく、その療法にたどり着いた意味を知ってもらいたかったというところにあるようです。
 
 方法であるとクライエントに何をするかが大事であって、セラピストがどんな姿勢、態度あるかは、重要視されません。

 しかし、セラピストがクライエントに対して、尊敬をしているときのみに、「非指示的」で、その場合に、非指示的療法が効果的であるとロジャースは考えていました。 

 そして、非指示的療法から、クライエント中心療法へと発展していきます。



 クライエント中心療法は大まかに

 ・セラピストの態度と技術
 ・セラピストの自己理解
 ・クライエントの価値や意義を認め尊重すること
 ・クライエントの能力への信頼 

 などから成り立っています。



 そしてセラピストの役割としては、

 ・非指示的
 ・感情を明確化すること
 ・感情移入的な理解

 が挙げられています。

 非指示的は受動的に、クライエントの話を聞き続けることではなく、クライエントに対してセラピストが興味があると積極的に示すことであると述べています。聞いてればいい、というのは誤解だそうです。

 ちなみに、自分が非指示的であると思っているセラピストの多くが、指示的であるとも述べています。面接の中で、クライエントの話だけを取り出しても理解できるものが非指示的、セラピストの話だけで理解できるものは指示的、どちらか片方の話だけでは分からない場合はどっちつかずだということです。





 ちなみにクライエント中心療法の効果としては、パーソナリティの変化などについて述べていますが、また、長くなりそうなのでまた機会がありましたら…笑。

 なんとなくクライエント中心のさわりは、わかってきたような気がします。自分なりにもう少し、わかりやすい形に解釈していければと思っております。




 寒くなりそうなので風邪には気を付けましょう!ではまた!


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 あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。

 親戚周りや、遠くに住む祖母の家に行ったりしていたらあっという間に、成人の日が終わろうとしております。

 若干飲みすぎた感じがあり。内臓が疲れているような気がしております。今年は忙しくなりそうなので作戦は「いのちだいじに」で行きたいと思っています。大事にしよう。

 



 旅のお供に、ロジャーズの本を読んでいました。ロジャーズは患者をクライエントと呼び始めた元祖です。

 そして、このロジャーズの考えなどを基盤としているのがカナダ作業遂行モデルです。(以前ちょっとだけ触れた記事はこちら

 カナダモデルはこの、ロジャーズのクライエント中心の考えなどの他に、エンパワーメントと公平、Reed&Sandersonによる作業療法の見方、人間の生活における作業の性質と役割に関する作業療法の考え、といったところに基盤があります。

 また、WFOTの声明文にも「作業療法はクライエント中心」といったことが書いてあります。出だしですね。(声明文はこちら

 でも、なんかCL中心、CL中心言われすぎてわけがわからなくなってきたんですね(爆

 クライエント中心の作業療法(カナダモデルでの作業療法)で事例を発表したのですが「CL中心なんて当然じゃん」みたいな話になりまして。

 たぶん、クライエントの希望で行っていくのは当然でしょという感覚で行ったのかもしれないですが、クライエント中心の根本は「希望に沿う」ことだけじゃないんだけれども…。ということを言いたかったのですが、どうも自分なりに言葉にすることができなかったんですね。
 
 しかも、その人はカナダモデルも知らないし、本当できてるのかよ、という感じではあったんですが…あ、また悪口みたくなってしまった(苦笑)

 でも、なんかなんも知らない人に言われると腹が立つし(苦笑)、まあ自分の中でまとめておこうと思った次第です。

 CL中心とお客様第一で揉んでくれと言われたら揉むみたいなのが、混同している人が多いんじゃないかと思っています。特に介護保険下。あ、すみません偉そう(汗

 ちょっとロジャーズの考えをたどりながらまとめたいと思います。ちなみにロジャーズは臨床心理学者ですので、セラピーはカウンセリングになります。ただ、なじみが出やすいように今回はセラピーとさせていただきます。





☆指示的と非指示的☆


 はじめからロジャーズはクライエント中心療法にたどり着いたわけではなさそうです。最初は非指示的アプローチを推していたようです。

 最初は、指示的アプローチと対になる、非指示的アプローチを推奨しました。

 指示的アプローチは、それまでのパターナリズムに代表されるような、セラピストがクライエントの問題を発見、診断、処置し主導権を握る方法です。
 
 この方法はセラピストが問題を決めることになりますが、一方で、セラピストが発見したものが本当に問題なのかを考えなければいけないですし、クライエントを依存させてしまう可能性を持ちます。

 非指示的アプローチはクライエントの問題や行為の責任はクライエントにゆだねられます。クライエントこそ自分の中の問題を知っていて、また問題の解決方法については「クライアントこそ最上の案内人である」という立場をとります。

 ただ、ここで勘違いしてはいけないことは、クライアントが話してきたことをオウム返しするとか、とにかく聞くだけということではないようです。表現されている感情に注意を向けて応答する技術が必要で、中立的応答をし、クライエントが表現している態度を単純に再構築することが大事だそうです。難しい…。

 また、セラピストとクライエントとの関係の終結にも触れています。

 あくまでセラピーの目的は、クライエントの問題をすべて解決することでありません。

 「満足すべき生活は、問題の無い生活にあるのではなく、統一された目標を持ち絶えず問題に取り組んでいくに当たり、基本的な自信を持つ生活にある」

 なので、ロジャーズは問題がすべて解決されず、洞察も完全ではないからと言ってクライエントをセラピストのもとに引きとどめておくべきでないとの立場をとっています。

 セラピストが満足を得るのは「クライエントが成長へ進歩していること」、クライエントにとっての満足は援助を受ける満足感より「自立と成長を感じる満足」であると述べています。

 

 ちなみに、終結に関しては、セラピーに行き詰まりを感じたら「全然進歩していないのは、私が未熟なためとあなたが、本気になっていないためなんでしょう。中止しますか、それとも、もう少し続けますか?」と話してみるとありますが、それは病院や、会社でやったら間違いなく上司から怒られますね…笑。ただ、進歩がないならセラピストとクライエントの関係は長引かせるべきでないとも言っています。

 最初は、指示的と非指示的という構造で従来の指示的な、方法論的な療法に対してのアンチで、非指示的という立場をロジャースは取っていました。しかし、皮肉なことに指示的対非指示的という「方法論」上で論争を巻き起こしました。

 しかし、「方法論」ではなく、なぜ、非指示的なアプローチが必要なのかについてを知ってほしかったロジャーズは「クライエント中心療法」を提唱します。

 




 あかん、まとめてたら長くなりそうなのでシリーズものにさせていただきますー笑。ていうかMOHOもシリーズものにしたいのに全然触れてない苦笑。

 しかし、この非指示的アプローチだけでも、ロジャーズの基本的な考えがわかります。

 援助を受ける満足感よりも、自立と成長を感じて満足するような生活を探していくことが、ポイントとなりそうです。

 日本人は、マッサージとか、何かしてもらう、のが好きですから、まあなかなか難しいですし、カウンセリングの話なんでちょっとズレはあるかもしれないですけど…理想の形ではあります。





 明日から寒そうなので体力温存!ではまた!




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