アドラー心理学とリハビリ・作業療法

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 台風で、大変な訪問となりました。雨にも負けず、風にもまけず…。体が冷えると、トイレが近くなるのでかなりつらいところではあります。

 さて、今日は最近はやりのアドラー心理学と、リハ、OTの関連について思ったことについて少しメモ程度に書いておこうかと思います。

 私自身、は最近はやりの「嫌われる勇気」なども読みましたが、アドラー心理学自体について知ったのは、作業療法の講習会だったような気がします。(いつ知ったか忘れてしまった…最近はすぐに忘れますね。)

 アドラーはクライアント中心に対しての見解を広げてくれると私自身は感じています。クライアント中心というのは、とても響きはいいですが、クライアントにとってはつらいものだと感じるときがあります。

 今日はアドラー心理学の大きな考えと、私の意見を少し混ぜながらメモ的に残したいとおもいます。



☆自己決定性☆

 アドラー心理学は、自分が主人公です。環境、過去に意味づけをするのは全部自分なのです。自分を悲劇のヒロインにしたければ、過去を悪くとらえますし、環境のせいにします。いうなれば、悲劇のヒロインになるために、そのように考えている。わけですね。すべては自分で決めていること。悲劇のヒロインになることも、自分が決めている、ということですね。

 リハビリ、OT場面でも、よくあると思います。障害をポジティブにとらえてる人もいれば、ネガティブにとらえる人もいる。というのはこの自己決定性にヒントが隠れているような気がします。
 良くクライアントに寄り添うようにといいますが、やはり自らの運命を決めるのはクライアントであり、私たちには介入できない領域があると思います。

 おかれた環境をどうとらえ、どのように対応するのかは自分自身ということです。



☆目的論☆

 フロイトの原因論と対比されるのが、この目的論です。フロイトの場合は、トラウマに代表されるように、今起きている問題の過去を探っていきます。「好きな人の前だと赤面してしまうから告白できない」

 しかしアドラーのいう目的論は、人間の行動には目的が伴って行動をする、という未来志向の考え方です。「好きな人に振られるのから赤面する」

 この例えは確か、嫌われる勇気にのっていましたが、結局は好きな人から告白されて、赤面症が治ったという話でした。

 つまり、過去を見てるとできない理由はたくさん見つかるけど、勇気をもって未来をみれば、赤面症も治るよ、みたいなことでしょうか。

 かなり、厳しいですが、そういう励まし方もリハビリなどではしていけたらいいなーと思います。勇気を出せるような励ましかたでしょうか。励ますはCMOPでも、MOHOでも共通の治療戦略ですから、このあたりにも使えそうなヒントがありそうです。



☆全体論☆

 人は心の中が矛盾対立するのではなく、分割不能な存在である。というのが全体論です。まさしくMOHO(笑)たぶん哲学の影響を受けているんでしょうか?デカルトの心身一元論に代表されるような感じの考えですね。

 何かと、心と体、意識と無意識、分けられるものは分ける、それが、いわゆる還元主義ですがそうではないよねということですね。まさしく今の作業療法の行くべき道と一致していると思います。

 ちょっと厳しいですが「家に帰りたいが、仕事をしなければいけない」というのは一見矛盾しているように見えますが、実は残業をやめようと思えば辞められるし、やめたくあに、やめようとしない、心理が奥底にはあるのだということです。

 うーん、今はブラック企業もあるので何ともいえないですが…。矛盾が生まれると、心を病んだりしてしまうのかもしれないですね。



☆認知論☆

 これは、自分の主観の中でしか生きられないという、これは哲学者のヒュームあたりが最初に唱えたものでしょうか?同じものを見ているはずなのにAさんとBさんでは全然違うとらえ方のことがあるということですね。「太ってるなー」と「ぽっちゃりでかわいい」みたいな差でしょうか(笑)

 アドラー心理学では、ある人のことを知ろうとするときには、その人がどのように出来事を受け止めているかを重視します。

 これは、MOHOの評価法なんかはこのあたりに入ると思っています。その方の主観をなるべく知ろう、という取組みのヒントがあると思います。


 結局は人と人は完全には分かち合えないので、私たちが幸せになるには誰かに何かをしてあげたという「貢献感」が大事だともいっていますね。私はリハビリのときとかもこの考えがあるととても気が楽になります。「クライアントが私の介入を最終的にはどうとらえるかはわからないこともあるけども、私は一所懸命やろう。どうとらえるかはクライアントのみぞ知る。(クライアントの課題)」といった感じです。



☆対人関係論☆

 アドラーが一番大事にしているところでしょうか?すべての問題は「対人関係」が引き起こす、と考えます。全ての行動には相手役がいるのです。

 アドラー心理学で相手役なしには行動は起きないといっています。極端ですが、「宇宙に自分ひとりだったら、問題は起きないであろう」ということでしょうか。

 そのため共同体感覚をを大事にすることが大事であるといいます。自分がグループの一員で合って、貢献したいという気持ちを大事にしなさいということです。

 そのため、縦の関係でなく横の関係を大事にするひつようがあります。怒ったり、叱る教育は最近は否定されつつありますが、アドラー心理学はほめることも良いとはしません。上下関係ができてしまうからです。そのため、感謝の言葉を大事にするように言っています。

 ここは、私もリハビリで思うことがありました。セラピストより年上の人を怒るのは言語道断として、ほめることにもなんとなく違和感があったからです。アドラー心理学ではほめることも人を支配しようとしているという考え方をします。結局は自分で考えて生活していかなければいけません。ほめられることをやる、というルーティンになると、その方の生活の「自立」から遠のいてしまうのではないかと思いました。






 ちょっと厳しい感じのことも書いてしまいましたが私なりに考えたことを素直にかきました。ではまた!



嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え



幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII


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