作業的公正~作業療法の理想~

ここでは、「作業的公正~作業療法の理想~」 に関する記事を紹介しています。
 あー書いてたらいきなりパソコンの電源切れた…。くそー…。




 ずいぶんお久しぶりになってしまいました。完全に風邪気味です。

 雪は降るし、寒くて腰は痛くなるしで、なんか地獄のような訪問をしていました。腰が痛くなるのは何年ぶりか…。痛みがあるとやる気がそがれます。

 本当はMOHOとICFとか自分自身のポートフォリオとかやりたかったんですが、作業科学セミナーが近づいてきたので作業的公正について少しまとめたいと思います。





 作業的公正というワードを聞いたのはいつだったでしょうか…。たぶん吉川先生が、茨城で講演されたときに聞いたような気がするんですが…。定かではありません。最近物忘れが…。

 はっきり認識したのはカナダモデルを勉強した際でした。
 
 「作業療法の中核関心ごととして作業を、作業療法士がもつ中核能力として可能化を、多様な人々が文化に根ざした作業と結び付く際の基盤となる目的や理想として公正をおく。」





 作業的公正は今度の作業科学セミナーで講演をしてくださる、エリザベス・タウンゼントが作った、概念です。
 
 「理不尽な不当な差別を受けることなく、全ての人が自分とその社会にとって意味のある作業ができるような状態」
 「作業的公正の枠組みでは、個人的に意味があり社会の価値に見合う作業にアクセスすることは市民権と考える。」

 何のこっちゃって感じかもしれませんが、この間ツイッターで出回ってた、人権ポスターにわかりやすいのがありました。

 わたしの「ふつう」と、あなたの「ふつう」はちがう。愛知県の人権週間啓発ポスターがすごく良い

 特に高齢者のマラソンの漫画なんかは臨床でもよく出くわす気がします。マラソンという作業を、周囲から止められる。でも、最終的にみんなで楽しめている。この感じなんだろうなーと思います。

 


 作業的公正な状態でないことを作業的不公正といいます。作業的不公正には種類があります。


 作業疎外:生活行為に対して意味を見出していない状態。 ex)仕事をしていても満足感や充実感が得られない。
 
 作業剥奪:外的要因によって生活行為が行えない状態。 ex)やりたいことはあるが環境が整わない

 作業周縁化:多くの人が価値を認めるような生活行為を行うことができない状態 ex)自分がやりたいことは周囲から反対されたり批判される。

 作業不均衡:日々の生活行為のバランスが崩れている状態。 ex)忙しすぎて趣味や息抜きを行う時間がない

 
 さっきのマラソンの漫画で家族が強引に止めたりしていたら、作業周縁化になるわけですね。
 
 ちなみに作業機能障害とは何が違うのか、ということは、京極先生のブログに書いてありました。

 作業機能障害と作業的不公正の違い
 



 この概念を知ることで、本当に作業療法は多様性があるなーと思いました。






 で、なんで、作業的公正をまとめようと思ったかというと、かなり経験年数が上の作業療法士と飲んで話していたんですが、

 「精神障害の人はわがままな人が多いし、大変。酒OTはどう支援してるのか」
 酒「私はCL中心だと思って、まずは困りごととかを聴きますよ。」
 「そうかー私は正直気持ちとかよくわからないし、ひとまず良い医者がいることが前提じゃなきゃ支援できないなー」

 うーん…。この人は何を考えて支援しているんだろうか。と思ってしまった。
 
 酒「ドクターとの連携も大事ですけど、それ以外で私たちができることもありますよね」
 「良い医者に会ったことないだけだよ」
 
 そこまでいうんだったら過去の栄光をまとめて、発表でもしてみてくれよと思ってしまいました。あ、すみませんだいぶ愚痴っぽくなってしまいました苦笑。
 
 医学の視点と、作業の視点、どちらも大事で、どっちでも見らるようにならないと、今回の会話のような感じになってしまうなと思いました。

 今度伝達講習もするし、せめて作業的公正の概念だけでも知ってもらえたらなー。

 柔軟に作業療法、できるようになりたいなー。










 それではまた!




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