課題指向型訓練とtransfer package~機能と作業~

ここでは、「課題指向型訓練とtransfer package~機能と作業~」 に関する記事を紹介しています。
 そろそろ酒が飲めなくなります。酒OTです。そろそろ子どもが生まれますので…。嫁に恨まれないように。

 研修会もなかなか行けなくなると思いますので、今週来週と研修会ラッシュにしました笑。



 久しぶりにgeneの勉強会に行ってきました。たぶん3年ぶりぐらいじゃないかしら?

 理学療法しかポイントつかないんですねー。以前はポイントとか気にしてなかったんですが、とりあえず認定を目指してみようかなーと思い始めてからは、なんとなく気になります。




 さて、今日はCI療法系の研修でした。

 なんで系かというと、たぶんCI療法のさわりぐらいなんだろうなーと思ったためというのも大きいのと、講師の先生も療法という言葉をあまり好まないようでしたので。

 

 ちょうど、同僚STさんから、

 「PTさんが入って肩は上がるようになったんだけどそこに何の意味があるかわからない」 

 という、かなり過激な笑、話をされたばかりだったのでタイムリーでした。


 「動く手≠使える手」であるというのは、まだまだ認識が薄いのかもしれません。

 上肢の評価もFMAからMALとか色々変化していっているんですね…MALは論文で見ることはありますが、上肢に対しての介入では積極的に使っていかないといけないなぁと感じました。いやはや知らないことだらけです。 

 私自身、あんまり使える手みたいなのは気にしたことがなかったような気がします。

 久しぶりに普段とは違うカテゴリーの勉強会だったような気もしますので、またまた、自分用にまとめます。




☆CI療法☆

 私はてっきり完全に身体機能寄りに考えられた療法なのかと思ったのですが、どうもそうでもない側面もあるようですねー。

 CI療法を作ったTaubは行動神経科学者で、もっとも重要なのは、麻痺手の「機能を改善させること」ではなく、麻痺手の「行動を変容すること」だとのことで…思ってたイメージとちょっと違いました。

 CI療法の構成要素としては、

 ①麻痺手の量的訓練
 ②課題指向訓練
 ③訓練で獲得した機能を生活に転移させる手法(Transfer package)

 これのどれが抜けてもだめで、どれかの要素が抜けると効果が持続せず、機能が落ちてしまうようです。

 逆に、全ての要素が組み込まれていれば、終了後も麻痺側の機能が良くなるそうで…。

 行動が良い方向へかわれば、機能も良くなっていくということみたいです。

 まさに「人間は、精神と意志によって活力を与えられた両手の使用を通して、自分自身の健康状態に影響を及ぼすことができる」といったところでしょうか。


☆麻痺手に対する量的な訓練☆

 CI療法というと非麻痺側を拘束して1日6時間ぐらいの訓練を二週間ぐらい…。とか、おうスパルタ…。みたいなイメージがあったんですが、そうでもないんですね。

 まずは、抑制が効かずに非麻痺側を使ってしまうとかでなく、適切に麻痺側を使えるのであれば拘束しなくてもいいらしいです。
 
 で、時間もそんなに長くなくていいとのことです。

 量的な訓練を行うことによって、半球間抑制関係が正常化に近づくようです。


☆課題指向型訓練☆

 ここでは、内的動機づけを高めること、訓練の目標を決めることが大切ということでした。

 うんちょっとだけ、なじみのある話題笑。アンダーマイニング効果。

 「内発的動機づけによって行われた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、動機づけが低減する現象をいう。 例えば、好きでしていた仕事に対して褒美を与えると、褒美なしではやらなくなってしまう、などの現象。」

 内的動機づけを大事しなければだめですね。

 課題指向型訓練は

 ①Shaping
 ②Task‐practice

 があります。
 

 Shapingは行動療法の原則に従った手法で、課題に対するおおよその成功率に伴い、難易度を徐々に漸増させる手法です。
 
 治療者が改善すると予想した動き、もしくは目標とする作業に含む動きを設定します。

 ペグや、ブロック等を使い、だいたい1施行30~45秒程度で行えることが目安のようです。

 手段的な作業の利用ですね。

 
 逆に、Task‐practiceは目的的な作業の利用で、実動作を通して直接的に動作を練習します。 

 とても目的意識が強い人(何々がしたい!)っていう人にはShapingを中心に、自己効力感が低い人には上手くTask‐practiceを織り交ぜながら人に合わせてやっていくのが良いとのアドバイスもありました。


 ☆訓練で獲得した機能を生活に転移させる行動学的手法☆

 訓練で獲得した機能を生活に転移させる手法(Transfer package)、これがないと結局学習性不使用になってしまい、機能が落ちてしまうといったことが起こるようです。

 大まかにいうと、日常生活で麻痺側を使う動作を、

 ①麻痺側上肢のみで行う
 ②両上肢で行う
 ③健側上肢のみで行う
 
 に分け、実施してみて不可能であればOTと解決方法を考え、可能であれば使用頻度と質の向上を目指すといったものです。
 
 麻痺手を使う契約(Behavioral contract)をする、ということで徹底してるなーとちょっとびっくりしました。でも、これだけやったらこれぐらいの変化、という感じに、CLとTHがお互いに責任を持てる関係でないといけないですね…。私なんか生ぬるいです。






 かなりざっくりですが、こんな感じでした!伝達講習もするので、じっくり、勉強しながら理解を深めていきたいと思っています。

 こういう手法を使っていけば、機能と作業は別物ではなくなりそうですね。

 私的には徒手でなく、手段的な作業の利用をもっと増やして行きたいなと思うきっかけになりました。


 それにしても、何か軸がある人はやっぱりすごいですねー。私もなにか軸になるものがほしいです。私は浅く浅く浅く…。いや、参りました。

 ではまた!

CI療法―脳卒中リハビリテーションの新たなアプローチ




作業で語る事例報告: 作業療法レジメの書きかた・考えかた




 

 

 
 







  
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する